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【第1回】機能神経学とは?〜脳のバランスを整える新しいアプローチ〜

私たちの体は、すべて脳や神経の働きによって動いています。立ち上がる、歩く、話す、考える、笑う――
これらすべては、脳が「指令塔」として全身をコントロールしてくれているからこそできること。

この「脳の働き」をより深く理解し、改善しようとするのが機能神経学(Functional Neurology)という分野です。

機能神経学とは?

「病気」ではなく「機能」に注目する神経学

一般的な医学では、「何かの異常があるかどうか(病気か健康か)」を診断することが中心です。

一方、機能神経学では、“異常があるかどうか”ではなく、“どう機能しているか”に注目します。

たとえば、「MRIでは異常がないけど、めまいや集中力の低下が続いている」といったケース。
こうした“原因不明”とされる症状も、脳の一部がバランスを崩している可能性があります。

脳の「再教育」によるアプローチ

機能神経学の面白い点は、脳を「再教育」することで機能を改善しようとするところです。

  • 目の動きや姿勢のチェックを通して、どの脳のエリアが弱っているかを調べる
  • 特定の感覚刺激(視覚、聴覚、体の動きなど)を使って、脳の活性化を促す
  • 薬に頼らず、脳の「神経回路」を鍛え直すことで回復を目指す

これは、ちょうど筋トレのように「脳のトレーニング」をしているイメージです。

機能神経学が役立つかもしれない方

こんな症状にお悩みではありませんか?

  • 慢性的な頭痛やめまい
  • 注意力の低下・集中できない
  • 首こり・肩こりがなかなか良くならない
  • 原因がはっきりしない疲労やストレス
  • お子さまの発達の偏り(落ち着きがない、学習の遅れなど)

もちろん、すべてのケースに当てはまるわけではありませんが、
「どこも悪くないと言われたけど、つらい」という方には、新しい視点になるかもしれません。

おわりに

機能神経学は、まだ日本ではあまり知られていない分野かもしれません。

でも、「脳の働きに着目する」という考え方は、
私たちの体と心の健康に、新しい可能性をもたらしてくれます。

次回は、脳の「可塑性(かそせい)」というキーワードについてお話しします。
これは、年齢に関係なく脳が変わる力のことで、機能神経学の根本的な土台になります。

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